そこらで売っているグッズじゃアテにならない。1年半の闘毛生活に苦しんだ俺は、プロの手を借りることにした。とはいっても、サロンは高い。皮膚科ではAGAと言われる男性型脱毛症の進行を抑える医薬品プロペシアを処方してくれると聞き、ここは恥を忍んで医師に相談してみる。
しかしここで思わぬ誤算。プロペシアは医師の処方が必要なのだが、どこの病院でも必ず取り扱っているというわけではないのだそうだ。現に最初に俺が行った病院の皮膚科では扱っておらず、とんだ無駄足を踏んでしまった。事前に問い合わせるなど調べる必要がある。
また、プロペシアは保険が利かない。そのため風邪なんかで病院にかかった時に比べると驚く額を請求されてしまう。とはいえ、俺の場合は錠剤が1ヶ月分で7,500円プラス診察料で1万円弱。これまでのグッズを考えれば、飛びぬけて高いというほどではない。が、改めて書き出してみると、ちょっとマヒしている感もあるかもしれない(苦笑)。
そして肝心の効果だが、確かに医薬品だけあって使用を始めてから1ヶ月ほど過ぎると、抜け毛は減っている。が、それだけだ。どうもプロペシアは抜け毛の防止にこそなるものの、積極的に毛を生やすという効果はないらしい。増やしたい俺の目的にそもそも合っていなかったのだ…これは不覚。しかも服用を止めるとすぐ効果が切れる。費用もかさむし、これは3ヶ月で中止した。
確率的には低いらしいが、プロペシアには副作用があることが報告されている。具体的には性欲の減退や性機能障害、頭痛・腹痛・下痢などの症状と、継続した服用で肝障害が起きる可能性もあるという。これは服用を止めればなくなるので、運悪く副作用が出てしまった場合は、髪より体を取った方がいいだろう。
また女性には効果がなく、妊婦の場合は胎児に悪影響を及ぼす可能性もある。触れるだけでも体内に吸収される恐れがあるので、家族に妊婦がいる場合は取り扱いに十分注意を払って欲しい。